日本舞踊で着物をはじめて着たら、いつもと違う自分になれて

少しだけ演劇を習っていたことがあって、日本舞踊の授業も私は取っていました。日本舞踊の教室では、はじめて「着付け」を習いました。不安でしたけど、まぁ、着るぐらいは簡単かも? と最初は思っていたのです。が、踊ることの前に、まずは着方を覚えるのにも、私は相当、苦労しました。
そもそも、私は当時、着付け初体験どころか、着物自体見ることがあまりなかったのです。お祭りの時に他人のかわいい浴衣を見かけるぐらいで、しっかりした着物というのは、案外、普通に暮らしていて見ないものでした。
だから、はじめて着付けを習ったときは、思っていたよりけっこう難しいなぁと正直いうと感じました。でも、周りの子たちは、教えてもらってから数日で、もう簡単そうに着ていたので、着るのは案外、簡単で、私だけが不器用だったのかもしれませんね。
でも、慣れてくると着るだけでも面白いものです。着用すると特別な気分にもなれますしね。
私が、着付けの中で面白かったのは、帯の締め方です。帯の一部を、長すぎるので肩にかけておく結び方があるのですが、しかし、何も知らない私は「腰に巻くだけ」で着るものだと思っていたのです。だから、肩にかけるなんて、変わっている! ちょっと面白いかも! と感じました。でも、確かに帯はかなり長いので、どこかに置いたり支えたりしないと結びにくいんですよね。最初に発案した方は「よく考えたなぁ」と思います。
話によると、色んな結び方などがあるらしいですが、私が習ったのは肩にかけるタイプの結び方でした。でも、別の結び方たちも習ってみたかったです。
足袋もはじめて履いてみましたが、やはりはじめて履くときはものすごくキツく感じました! その後もしばらくは履き慣れなかったです。足袋だけは履きたくないなぁと思うこともあるくらいでした。でも、なんだかんだで足袋を履いたあとは、気分がピシッ! となりましたね。
着付けをしてもらって一番いい思い出は、他の人からほめてもらえたことです。たとえば、着物を着て友達のところに行ったら、「おお、着物、着てるじゃん! なんかいつもと違ってカッコイイ!」と声をかけてもらえました。苦手な着付けをがんばってやってみてよかったなと思いました。やはり、着物はカワイイし、カッコイイです! 見るだけでもそうですが、自分が着ると楽しい気分になります。
実は、数年経った現在は、きっちりとした着方までは覚えてないのですが、またどこかで着ることがあったらいいなと思っています。不器用で苦手な私ですが、着方を思い出せば、前よりは着るのが早いだろうと思いますからね。
そもそも踊りのほうも楽しかったです。でも、踊るには、着物を着ないとだめですよね。
着物とか舞踊とかの世界でこんな言葉は似合わないかもしれませんが、着物を着ると、「気合」が燃え上がるように出てきて、がんばって踊るぞ! と、いつもそんな感じがしてました。着付けは、スイッチの「オン」なんだと思っています。